シャープ再建 台湾ホンハイ資本受け入れへ
経営再建の支援先を模索しているシャープが、台湾企業のホンハイ精密工業から資本を受け入れる方向になった。
関係者によるとシャープは、最近まで政府系のファンド産業革新機構の支援案を受け入れる方向で最終調整していたが、ここに来て台湾系企業のホンハイからの資本を受け入れる方向になった。
これは産業革新機構が、液晶や家電など、事業ごとに立て直す案を示しているのに対しホンハイは、「事業を切り刻まない」「雇用や技術は守る」というシャープの希望に合致した提案をしたことなどによるもの。
シャープは現在、どんな形で支援を受けるのか最終的に詰めており、1か月以内に結論を出すとしている。