×

ロッテHD長男、臨時株主総会の招集を要求

2016年2月12日 22:00
ロッテHD長男、臨時株主総会の招集を要求

 ロッテホールディングスの創業者の長男で、去年、取締役を解任された重光宏之氏が、経営陣を刷新するため、臨時株主総会の招集を求めると明らかにした。

 宏之氏は去年1月、ロッテグループの26社で務めていた全ての取締役を解任されたが、これを不当な解任だとして、佃社長らを相手に裁判で争っている。

 宏之氏は12日会見し、ロッテホールディングスの臨時株主総会の招集を求め、そこで、創業者で父親の重光武雄氏をのぞく取締役7人を解任する株主提案を行うと発表した。

 宏之氏「勝算に関しては、正しいことをしておりますので、必ず勝つものと信じております」

 宏之氏は、ロッテホールディングスの株式の約28%を保有する資産管理会社「光潤社」の代表で、宏之氏自身と宏之氏側につくとみられている創業者・武雄氏の株式を合わせると、議決権ベースで約3分の1を握るとみられている。

 宏之氏は、株主総会に向けて経営権を握ることができる過半数の獲得をめざす意向で、お家騒動の行方が注目される。