解任された宏之氏、ロッテ側に6億円超請求
お家騒動が続くロッテグループを巡り、取締役を解任された重光宏之氏が弟の昭夫氏が率いる「ロッテ」などに6億円余りの損害賠償を求めた裁判が24日から東京地裁で始まった。
この裁判はロッテグループ各社の取締役を解任された長男の重光宏之氏が二男の昭夫氏が率いるロッテなど4社を訴えたもの。宏之氏側は、「解任は不当だ」として、取締役としての報酬や退職金総額6億2600万円余りの支払いを求めている。
24日から始まった裁判でロッテ側は宏之氏の訴えを退けるよう求めた。宏之氏は、「自らの解任はロッテホールディングスの佃社長がウソの説明をしたのが原因だ」として佃社長に対しても損害賠償の支払いを求める裁判を起こしている。
また宏之氏の父親で同じく取締役を解任された創業者の重光武雄氏は、「取締役会決議は無効だ」としてロッテホールディングスを訴える裁判を起こしている。