“裏金疑惑” 韓国ロッテ会長に逮捕状請求
韓国ロッテグループの裏金疑惑をめぐり、韓国の検察当局は26日、経営権を握るグループ会長の逮捕状を請求した。
ソウル中央地検は26日、韓国ロッテグループの重光昭夫会長について、日本円で150億円にのぼる横領や背任などの容疑で、裁判所に逮捕状を請求した。韓国メディアによると、重光会長は、海外企業の買収で生じた損失を別の系列会社に肩代わりさせた疑いなどがもたれている。
ロッテ側は「残念だ。裁判所の賢明な判断を待ちたい」とコメントしている。
裁判所は、28日に逮捕状の請求を認めるかどうかの審査を行い、重光会長も出頭する見通し。
韓国メディアは、日本を含むロッテ全体の経営権を握る重光会長が逮捕されれば、グループの経営に深刻な影響がでるとの見方を報じている。