被災地の農林水産業「復旧・復興」状況は?
東日本大震災からまもなく5年がたつが、農林水産省は、被災地における農林水産業の復旧・復興の状況を発表した。
農水省のまとめによると、被災した農地2万1480ヘクタールのうち、全体の74%が復旧した。県別の復旧状況は、岩手県が67%、宮城県が88%となっている一方で、福島県は除染の遅れなどから33%にとどまっている。
一方、北海道と6つの県で被災した319の漁港のうち、97%で陸揚げ機能がすべて回復、もしくは部分回復したという。
農水省は、大震災からの復興はある程度進んだものの、原発事故の影響で福島県では依然、風評被害もあり、これからも復旧にしっかり取り組んでいきたいとしている。