NY株13ドル高 終値1万7515ドル
24日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は原油先物価格の下げ幅が午後になって回復したことから、ダウ平均株価は前日比13ドル14セント高の1万7515ドル73セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は4.6ポイント高い4773.51だった。
この日はアジアやヨーロッパの株式市場が下落したことを受け、取引開始直後から売り注文が相次いだ。また、ドル高による企業業績への懸念も広がり、ダウ平均株価は一時100ドルあまり値を下げた。しかし午後になると、下落していた原油先物価格が1バレル=39ドル台に回復したことでエネルギー関連株が買われ、ダウ平均株価を押し上げた。
市場関係者は「値を戻したものの、市場には早期利上げへの警戒感が広がっており慎重な取引が続いている」と話している。