NYダウ83ドル高 終値1万7716ドル
30日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、民間の雇用サービス会社がアメリカの好調な雇用状況を発表したことなどを受け、80ドル以上値を上げた。
30日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は前日比83ドル55セント高の1万7716ドル66セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は22.67ポイント上がり4869.29だった。
この日はまず、アメリカの民間雇用サービス会社が、3月の非農業部門の雇用者数が前月比約20万人増えたと発表したことを受け、景気回復への期待感から買いが入った。また、前日からのFRB(=連邦準備制度理事会)イエレン議長の発言を受けた緩和的な金融政策が続くとの観測も買いにつながった。さらに、この日はヨーロッパなど世界の株式相場が上昇したことも安心感につながっている。
市場関係者は「来月1日に発表される雇用統計でも好調なデータが出るのではないかとの期待が高まっている」と話している。