NYダウ小幅続伸 約2か月半ぶりの高値
14日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、日本やヨーロッパ主要国の株式市場が上昇したことを受け、ダウ平均株価は15ドル以上値を上げた。
14日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前週の終値から15ドル82セント値を上げ、1万7229ドル13セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は1.81ポイント上がり4750.28だった。
14日は、主な経済指標の発表はなかったが、日本やヨーロッパ主要国の株式相場が上昇したことを受けて、ニューヨーク株式市場でも小売りを中心に買い注文が相次いだ。ダウ平均株価の終値は、去年12月末以来、約2か月半ぶりの高値となった。
一方、この日は原油の先物価格が下落したことを受けて、エネルギー関連株などは売られ、相場の重荷となった。
今週は、FRB(=連邦準備制度理事会)の金融政策を決める会合が開かれる。市場関係者は、「追加の利上げは行われない見通しのため、投資家の間に安心感は広がっているものの、政策金利の今後の行方を慎重に見極めたいとする投資家も少なくない」と話している。