NYダウ31ドル安 終値1万7685ドル
先月31日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、雇用統計の発表を翌日に控え、様子見ムードが広がる一方、前日までの上昇基調から利益を確定させるための売り注文が入り、前日比31ドルほど値を下げて取引を終えた。
先月31日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日比31ドル57セント安の1万7685ドル09セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は0.56ポイント上がり4869.85だった。
この日に発表された新規失業保険の申請件数は前週比1万1000件増加した。横ばいとみられていた市場予想よりは悪かったものの、雇用統計の発表を翌日に控えていることもあり、株式市場への反応は限定的だった。一方で、ダウ平均は前日まで4営業日続伸していたこともあり、利益を確定するための売り注文からやや値を下げた。
市場関係者は「4月1日発表の雇用統計では、雇用者数は好調なものの賃金の上昇率においては鈍いデータが出ると予想されており、緩やかな金融緩和策が続くとの期待感が広がっている」と話している。