NY株164ドル高 原油先物価格上昇で
12日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は原油先物価格が上昇したことから前日の終値に比べ、164ドルあまり値を上げて取引を終えた。
12日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前日の終値より164ドル84セント値を上げ1万7721ドル25セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も38.69ポイント上げ4872.09だった。
この日、ダウ平均株価を押し上げた要因は原油先物価格の上昇だった。17日に主要産油国が集まる会合で、サウジアラビアとロシアが増産凍結をすることで合意したとの情報が流れ、1バレル42ドル17セントと、約4か月半ぶりの高値をつけた。原油の供給過剰が解消されることへの期待感が高まったことでダウはすべての銘柄で値を上げた。特にエネルギー関連株や、エネルギー関連企業に融資をしている金融株が高い上昇率を示した。
市場関係者は「原油価格は期待感先行で上昇しており、これ以上の急激な上昇は起こりにくいのではないか」と話している。