三菱自動車 元部長、口頭で不正指示か
三菱自動車が燃費試験のデータを不正によくみせかけていた問題で、不正を指示したという元部長は、作業方法などを指示した書類では正しい方法での計測を記載したものの、実際には口頭などで不正を指示していたとみられることが分かった。
関係者によると三菱自動車では、燃費を調べるための試験は通常、作業指示書に基づき行われる。しかし、不正を指示したという元部長は、作業工程を指示する書面上は、法律に基づいた正しい方法で行うよう記載する一方、口頭などでは不正を指示していたとみられることがわかった。
また、三菱自動車では元部長が交代した以降も不正が続いていたことなどから、不正行為が習慣として続いていた可能性があるとみて詳しい背景について調べている。