日産ゴーン社長、三菱自は「真の変革必要」
燃費偽装が発覚した三菱自動車が、事実上、日産自動車の傘下に入ることが発表された。会見の後、日産のゴーン社長が日本テレビの単独取材に応じた。
日産 カルロス・ゴーン社長「本日、日産と三菱自動車は、業務提携をすることで合意した」
日産は2300億円以上を出資し、三菱の株式を34%取得することで、事実上の傘下に収める。三菱と日産は軽自動車の開発で提携していたが、先月、その軽自動車で燃費偽装が発覚していた。
三菱自動車・益子修会長「燃費(不正)問題で(出資が)早まったということはあるが、突然の異常な事態ではない」
今後も三菱のブランドは変わらず、それぞれの販売店も残る。
会見の後、日産のゴーン社長は、日本テレビの単独取材に応じた。
カルロス・ゴーン社長「(三菱は)消費者の信頼回復のため、できる限りのことをするべきだ。(不正の)歴史を繰り返さないためにも、真の変革が必要だ。その変革は三菱自動車が起こすべきで、我々(日産)は支援するだけの立場だ」
ゴーン社長は出資の理由について、三菱の東南アジアでの売り上げが多いことや、自動走行車の開発などに単独で取り組むのが難しいことを挙げている。