G7財務相会議あすから協調策打ち出せるか
伊勢志摩サミットに先立ち、G7財務相・中央銀行総裁会議が20日から仙台市で始まる。19日午後には閣僚らが仙台市に入り、歓迎行事が行われている。
「世界経済の不透明さというものが増していってる中にあって、マクロ政策とか構造改革というもののあり方、議長の立場として、これらを進行させていきたい」-会議の議長となる麻生財務相はこのように述べ、世界経済の回復に向け日本がリーダーシップをとって議論を進める考えを示した。
会議では弱い動きがみられる世界経済を下支えするため、7か国が財政出動などで足並みをそろえられるかが焦点。また、いわゆる「パナマ文書」で注目された国際的な課税逃れの問題やテロ資金対策についても話し合われる。
政府は、仙台で会議を開くことで東北の復興についてもアピールしたい考え。