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“増税再延期”受け1か月ぶり1万7千円台

2016年5月30日 16:11
“増税再延期”受け1か月ぶり1万7千円台

 30日の東京株式市場で日経平均株価は大きく値を上げ、約1か月ぶりに1万7000円台を回復した。終値は先週末比233円18銭高の1万7068円02銭。

 外国為替市場で1ドル=111円台まで円安が進み、自動車や電機など輸出関連株を中心に株が買われた。また、安倍首相が消費税増税の再延期の意向を示していることについて、市場では景気下振れのリスクが軽減したとして好材料と受け止められ、百貨店などの株が大きく値上がりした。株価が1万7000円台を回復するのは4月27日以来、約1か月ぶり。

 ただ、補正予算や景気対策の内容を見極めようと積極的な売買を控える投資家も多く、東証1部の売買代金は概算で1兆5604億円と今年最少となった。売買高は概算で15億9773万株。