NY株48ドル高 雇用者数伸び予想上回る
2日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、民間の雇用サービス会社が発表した雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことなどを受け50ドルほど、値を上げた。
2日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比48ドル89セント高の1万7838ドル56セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は、19.11ポイント上がり4971.36だった。
この日は、OPEC(=石油輸出国機構)が原油価格の下落を防ぐため増産を「凍結」できるか注目されたが、合意にいたらなかったことからニューヨークの原油先物相場は下落。エネルギー関連株の売りにつながった。一方、4日発表される雇用統計を前に民間の雇用サービス会社が発表した先月の非農業部門の就業者数が市場予想を上回ったことで投資家の心理は改善。買いにつながり、結局、続伸した。
市場関係者は「あす発表される雇用統計は追加の利上げ時期を左右するため投資家の関心は高い」と話している。