４日の東京株式市場で、日経平均株価は３営業日ぶりに値を上げた。終値は前日比１７１円７８銭高の１万６２５４円８９銭。

　前の日のアメリカの株高を受け、東京株式市場でも株価は上昇して取引が始まった。しかし、昼前には円相場が１ドル＝１００円台まで円高方向に傾いたため、マイナスに転じる場面もあった。下げ幅は一時、１５０円を超え、取引時間中としては７月１２日以来約３週間ぶりに１万６０００円を下回った。午後に入ると円高傾向がやわらいだことに加え、投資家らの間には日銀によるＥＴＦ（＝上場投資信託）の買い入れが増えるとの期待が広がり、再び上昇に転じた。

　東証１部の売買代金は概算で２兆４６３３億円、売買高は概算で２２億７５５９万株。