NYダウ14ドル安 利益確定売りで
8日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、先週、大幅に上昇した反動で利益を確定させるための売り注文が入り、ダウ平均株価は先週末比14ドル24セント値を下げ、1万8529ドル29セントで取引を終えた。
ハイテク株が中心のナスダック総合指数は7.98ポイント下がり、5213.14だった。
8日はアジアやヨーロッパの株式市場が好調なことをうけて、買い注文が先行した。また原油先物価格が大きく上昇したことからエネルギー関連株が買われたほか、先週末発表された雇用統計の結果が良かったことも株価を支えた。
しかし、ダウ平均は先週末に大幅に上昇したことから、利益を確定させるための売り注文が入り、結局、先週末より14ドル値を下げた。市場関係者は「今週は小売業の四半期決算の発表が控えており、決算内容を見極めようという動きもある」と話している。