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NYダウ 終値17ドル高 原油先物が上昇

2016年6月8日 7:23
NYダウ 終値17ドル高 原油先物が上昇

 7日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は原油の先物価格が上昇しエネルギー関連株が買われたことなどを受け、18ドルほど値を上げた。終値は前日比17ドル95セント高の1万7938ドル28セント。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は6.96ポイント下がり、4961.75だった。

 7日は、原油先物の指標となるWTIの価格が一時、1バレル=50ドル台の節目を上回ったことを受け、エネルギー関連株が大きく買われた。また、アジアやヨーロッパ主要国の株式市場が上昇したことも買いにつながった。この結果、ダウ平均株価は一時、1万8000ドルの大台を上回ったが、取引終了にかけては利益を確定する目的などの売りが優勢となった。

 市場関係者は、「原油が上昇している理由は、このところのドル安に加え、原産国のナイジェリアでの紛争で供給が滞るのではないかとの観測が出ているためだ」と話している。