NYダウ112ドル高 原油先物高騰を好感
6日、アメリカ・ニューヨーク株式市場は、原油価格が大きく値を上げたことやヨーロッパの株式市場が上昇したことを受け、ダウ平均株価が前日終値比112ドル73セント高の1万7716ドル05セントで取引を終えた。
ハイテク株が中心のナスダック総合指数も76.78ポイント上がり4920.71だった。
このところ下げ続けていた原油先物価格が前日から上昇に転じ、6日は指標となるWTIが1バレル37ドル台まで値を戻した。そのためニューヨーク株式市場ではエネルギー関連株を中心に買いが優勢になった。また、ロンドンやドイツなどのヨーロッパの株式市場が上昇したこともニューヨーク株式市場を下支えしている。
一方、前日に約1年5か月ぶりに1ドル110円を割り込んだニューヨーク外国為替市場の円相場では、円高がやや進み、1ドル109円台後半での取引が中心となっている。
市場関係者は「市場を動かす要因となっている原油価格は、増産凍結などがまだ不透明で先行きを見定めにくく、しばらく様子見の展開が続くだろう」と話している。