×

原油高好感し、NYダウ反発175ドル高

2016年5月17日 7:30
原油高好感し、NYダウ反発175ドル高

 16日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、原油の先物価格が一時、半年ぶりとなる高値をつけたことで大きく値を上げ、前週末比175ドル39セント高の1万7710ドル71セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は57.78ポイント上がり4775.46だった。

 この日はまず、原油の先物価格が、一時、1バレル=47ドル台後半と半年ぶりの高値をつけたことを受けエネルギー関連株を中心に買いが優勢となった。また、IT大手アップルの株を著名な投資家が大量に新規取得していたと報じられたことで、アップルの株価が急上昇。ダウ平均を押し上げる結果となった。

 一方、この日発表されたニューヨーク州の製造業の経済指標は大幅に悪化となったが、影響は限定的だった。市場関係者は、「アメリカの金融大手が原油価格の見通しを引き上げたこともあり、投資家の間に安心感が広がった」と話している。