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NYダウ FRB議長の講演控え様子見続く

2016年8月26日 7:33
NYダウ FRB議長の講演控え様子見続く

 25日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、FRB(=アメリカ連邦準備制度理事会)のイエレン議長の講演を翌日に控え、利益を確定させる売りが先行し、ダウ平均株価は30ドルあまり値を下げた。

 25日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比33ドル07セント安の1万8448ドル41セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も5.50ポイント下げて5212.20だった。

 この日も市場はFRB・イエレン議長の講演を26日に控えて、様子見の状況が続いた。一方、地方連銀の総裁らがこの日、追加利上げに前向きな発言を相次いでしたことで市場への警戒感がやや増し利益確定のための売りが先行した。原油の先物価格はこの日持ち直したが、影響は限定的だった。

 市場関係者は「あすの議長講演までは様子見が続き、その後は来週発表される8月の雇用統計などが株価の動くポイントになるのではないか」と話している。