ダウ↓ 欧州中央銀の金融政策維持に失望感
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8日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ヨーロッパ中央銀行が金融政策を維持したことへの失望感などから、ダウ平均株価は前日比46ドルあまり値を下げて取引を終えた。
8日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比46ドル23セント安の1万8479ドル91セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は24.44ポイント下げて5259.48だった。
この日は、ヨーロッパ中央銀行が政策金利を据え置いたことを背景に、朝方から値を下げて取引が始まった。市場では追加緩和を期待していたため、失望感からヨーロッパの株価が下落し、ニューヨーク市場にも波及した形。
個別銘柄では、前日に新型のiPhoneを発表したアップルが大きく下落し、ダウ平均を押し下げた。市場関係者は「アップルの世界全体での販売について、一部のアナリストが懸念を示す分析をしたことが下落材料になった」と話している。