イングランド銀行 政策金利“引き下げ”へ
イギリスの中央銀行にあたるイングランド銀行は4日、EU(=ヨーロッパ連合)からの離脱決定で、景気の先行きに不透明感が強まっていることを受け、7年ぶりに政策金利を引き下げることを決めた。
イングランド銀行は4日、会合を開き、イギリスのEUからの離脱決定などで景気の不透明感が続いていることを受け、政策金利をこれまでの0.5%から、0.25%に引き下げることを決めた。
政策金利の引き下げは7年ぶりで、過去最低の水準とするほか、量的緩和も拡大し、一層の金融緩和に踏み切る。
イングランド銀行のカーニー総裁は会見で、「金融と財政を安定させるため、必要な手段をとり続ける」と述べていて、金融緩和により、景気の減速を防ぎたい考えを示している。