NYダウ258ドル安 アップル以外は下落
13日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、原油の先物価格が下落したことやドル高が強まったことで景気の減速が意識され、ダウ平均株価は大きく値を下げた。
ダウ平均株価は前日比258ドル32セント安の1万8066ドル75セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も56.63ポイント下げて5155.25となった。
この日は原油の先物価格が1バレルあたり1ドル程度下げたことに伴い、エネルギー関連企業を中心に売りが進んだ。さらに、ドルが主要通貨に対して買われたことで、ドル高が景気減速につながることが意識され、金融関連株も売られた。
ダウ平均株価の下げ幅は一時、300ドル近くに及んだほか、結局、IT大手・アップル以外の全ての銘柄が値を下げている。市場関係者は「株価が高止まりしていた中で、市場が下げる材料に対して少し過敏になっており、荒い値動きが続いている。次回の金融政策を決めるFOMC(=連邦公開市場委員会)の後も、この流れは続くのではないか」と話している。