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三菱商事、ローソン子会社化で最終調整

2016年9月15日 10:41
三菱商事、ローソン子会社化で最終調整

 商社大手の三菱商事は、コンビニ大手のローソンを子会社化することで最終調整していることが分かった。

 三菱商事はローソンの筆頭株主で、33.4%の株式を保有している。関係者によると今後、TOB(=株式公開買い付け)により50%を超える出資比率に引きあげ、子会社化を目指す。買収額は1500億円前後になる見込みで、両社は今週中にも取締役会で正式決定する方針。

 資源価格が下落する中、三菱商事は今年3月期のグループ全体の決算が創業以来初の赤字となり、小売業など資源以外の成長分野の強化を進めている。

 一方、ローソンも、ファミリーマートがユニーグループと統合したことで、店舗数では業界3位に転落した。ローソンは三菱商事の世界的な調達網などを活用し、経営を強化する考え。