尖閣諸島の問題などで一時、開催が危ぶまれていた日本と中国、韓国、３か国の外相会談が、今月２３日からの２日間を軸に、開催される方向で最終調整が行われていることがわかった。

　外務省幹部によると、日中韓外相会談は、今月２３日と２４日の２日間を軸に東京で開催する方向で最終調整しているという。尖閣諸島周辺での中国公船の最近の領海侵入をめぐって、日本は中国に再三抗議しており、会談をめぐっては、事前調整を行う中国政府高官の来日が急きょキャンセルとなるなど、開催が困難になったとの見方も出ていた。

　中国が主催するＧ２０サミットを来月上旬に控える中、外務省幹部は、「中国は対話を重視している」との見方を示している。