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中国の貿易低迷受け、NYダウ45ドル安

2016年10月14日 7:28
中国の貿易低迷受け、NYダウ45ドル安

 13日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、中国の貿易低迷を受けて世界的な景気先行きへの警戒感が高まり、ダウ平均株価は45ドルあまり値を下げた。

 13日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比45ドル26セント安の1万8098ドル94セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も25.69ポイント下げて5213.33となった。

 この日に発表された中国の9月の貿易統計で、輸出入額が市場予想を下回ったことから世界的な景気先行きへの警戒感が高まり、株式市場でも資源関連などで売りが先行する展開となった。さらに、アメリカの長期金利が上げ止まったことで金融関連株も売られ、株価下落に拍車をかけた。ダウ平均株価の下げ幅は一時180ドルを超え、取引時間中としては約1か月ぶりに1万8000ドルを割り込んだが、終盤に向け買い戻す動きが進み、持ち直している。

 市場関係者は「あすの金融各社をはじめとして、来週にも大きな企業決算が控えていることから、様子見をしている一面もあるだろう」と話している。