年内利上げへの警戒感広がりダウ12ドル安
6日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、年内の利上げへの警戒感などから、ダウ平均株価は前日の終値から12ドル下げて取引を終えた。
6日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比12ドル53セント安の1万8268ドル50セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も9.17ポイント下げて5306.85だった。
この日、アメリカ労働省が発表した新規失業保険の申請件数は市場予想よりもよい結果となった。今週に入り、これら経済指標が良好なことから年内の利上げへの警戒感が広がり、値を下げた。下げ幅は一時110ドルを超えた。
しかし、その後、先月開催されたヨーロッパ中央銀行の定例理事会の議事要旨が発表され、イギリスのEU(=ヨーロッパ連合)離脱について「直接的な影響は大方の予想を下回る」との見方が示されていたことがわかると、値を戻した。
市場関係者は「年内の利上げについて、7日に発表される雇用統計が注目されている」と話している。