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NY株式市場 初取引でダウ119ドル高

2017年1月4日 8:24
NY株式市場 初取引でダウ119ドル高

 年明け初取引となった日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は中国やアメリカの製造業に関する経済指標が市場予想を上回った事などを受け、去年最後の終値から119ドル16セント値を上げ、1万9881ドル76セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も45.97ポイント上げて5429.08となった。

 3日は、原油先物相場が上昇した事や、中国やアメリカの製造業に関する経済指標が市場予想を上回った事などを受けて買い注文が広がり、ダウ平均は開始直後大幅に反発した。しかし、午後にかけて原油相場が下げに転じた事などから売り注文が広がった。

 一方、3日、トランプ次期大統領が自動車大手ゼネラル・モーターズ(=GM)がメキシコで製造する車に対して高い関税を課すと発言したが、株価への影響は限定的だった。

 市場関係者は、「休みが明けて取引量は増えてきた。しかし予想以上に動きは重く、2万ドルの大台突破は大きなきっかけがないといきそうにない」と話している。