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NYダウ反落 ナスダックは最高値更新

2017年2月9日 8:09

 8日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価の終値は前日比35ドル95セント安の2万0054ドル34セント。債権利回りの低下を受けて金融関連株が売られたほか、発表された企業決算が振るわなかったことから値を下げた。

 一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は8.23ポイント上げて5682.45となり、過去最高値を更新している。

 8日は、債権利回りが低下したことや、利益確定のための売りが先行し、特に金融関連株が値を下げた。また発表された企業決算が振るわなかったことも、売りに拍車をかけた。

 一方、続落していた原油先物価格が午後になって上昇したことでエネルギー関連株が買われ、ダウ平均株価はやや値を戻した。ナスダックでは引き続き、アップルやアルファベットなどの大型株に買いが集まり、8日も過去最高値を更新している。

 市場関係者は、「金曜日からの日米首脳会談ではトランプ大統領がどの程度、通商政策での保護主義を押し出すかなどが市場で注目されている」と話している。