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NYダウ25ドル安 13営業日ぶり反落

2017年3月1日 8:09

 2月28日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は13営業日ぶりに反落し、終値は前日比25ドル20セント安の2万0812ドル24セント。

 トランプ大統領の議会での初演説を前に利益確定のための売りが先行、続いていた過去最高値の更新は12営業日連続でストップした。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も36.46ポイント下げて5825.44となっている。

 2月28日夜に予定されているトランプ大統領の初の議会演説を前に、市場では利益確定のための売りが先行した。期待感の強い減税政策について「演説ではあまり触れられないのでは」との観測が出たことも、市場に重しとなっている。

 一方で28日に発表された景気に関する経済指標が市場予想より軒並みよかったことで、下落幅は抑えられ、ダウ平均株価は一時プラスに転じる場面もあった。

 市場関係者は「市場や投資家も、トランプ大統領の演説で経済の先行きへの手がかりが出てくるかどうかを注視している」と話している。