NYダウ 6営業日連続で過去最高値を更新
16日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、トランプ政権の減税策などへの期待が根強く、ダウ平均株価は7ドルあまり値を上げ、6営業日連続で過去最高値を更新した。
16日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比7ドル91セント高の2万0619ドル77セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は4.54ポイント下げて5814.90となっている。
この日は、発表された景況感を示す経済指標が市場予想を大きく上回ったことなどで、買いが優勢で始まった。しかし、前日まで5営業日連続で過去最高値を更新していたため、金融関連株やエネルギー関連株を中心に利益確定のための売りが優勢となり、ダウ平均株価は一時、前日の終値を50ドル以上割り込むなどした。それでもトランプ政権の減税政策への期待は依然根強く、終盤にかけて買いが進み、結局、6営業日連続で過去最高値を更新している。
市場関係者は「しばらく大きな経済指標の発表などはなく、月末に行われるとみられるトランプ大統領の減税策発表まで、政権への期待を中心に市場が動くのではないか」と話している。