１５日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、１月の小売りの売上高など経済指標が市場予想を上回ったことなどで続伸し、５営業日連続で過去最高値を更新した。

　ニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前日比１０７ドル４５セント高の２万６１１ドル８６セントと５営業日連続で過去最高値を更新した。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は３６．８９ポイント上がり５８１９．４４だった。

　この日は、１月の小売の売上高や消費者物価指数など重要な経済指標が市場予想を上回ったことを受けて取引開始直後から幅広い銘柄で買いが優勢となった。また、ＦＲＢ（＝連邦準備制度理事会）のイエレン議長が、下院での議会証言でアメリカの景気が着実に回復しているとの見方を示したことも投資家に安心感を与えた。

　市場関係者は、トランプ大統領が近く発表するとみられる大規模な減税など「税制改革」に対する期待感が引き続き、買いにつながっているのではないか、と話している。