NYダウ39ドル高 経済政策への期待感で
4日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は、原油価格が値を上げたことや、トランプ政権の経済政策への期待がふくらみ、前日の終値から39ドル03セント値を上げて2万689ドル24セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も3.92ポイント上げて5898.61となっている。
トランプ大統領は4日午前、企業経営者との会合に臨み、金融規制の緩和やインフラ投資について積極的な姿勢を示した。このことでトランプ政権の経済政策への期待感が高まり、市場への追い風となった。また原油価格が値を上げたことで、エネルギー関連株が買われたことも相場を下支えしている。
ただ市場では、米中首脳会談や、オバマケアや最高裁判事決定をめぐる議会の動きなどへの様子見ムードも強く、大きな値上がりにはつながらなかった。
市場関係者は「議会と米中首脳会談の動き、さらに週末に発表される3月の雇用統計などを見据えて市場は動いている」と話している。