性別にとらわれず大切な相手に…「フラワーバレンタイン」若い世代中心に広がる
「女性から男性へチョコを贈る日」といわれてきたバレンタインデー。いま、性別にしばられない「フラワーバレンタイン」が広がっています。
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10日午前、定例会見を行う金子農水大臣の左右には、大きな花のスタンドが飾られていました。
金子農水相
「『フラワーバレンタイン』の取り組みを応援しているところであります」
コロナでイベントが中止されるなど、需要が減っている花業界を後押ししているということです。
このフラワーバレンタインは、「性別にとらわれず、大切な相手に花を贈ろう」という取り組みです。
青山フラワーマーケット新宿東口店・ショップクリエイター 齋藤絵里さん
「若い男性の方が恋人とか奥さんとかに花を贈るというのが増えてきていて、女性もお友達に渡したり、ご自分へのプレゼント、ご褒美みたいに買って帰る方もいらっしゃいます」
バレンタインデーといえば、日本では「女性から男性」へ「チョコレート」を贈りますが、実は世界では、花を贈るのが定番。多様な性を尊重する意識が高まり、「性別にとらわれないプレゼント」としたことで、SNSなどを通じて、若い世代を中心に広がっているといいます。
来店した男性(20代)
「バレンタインにお花あげるっていうのも、やってみたいなって思います」
来店した女性(20代)
「なんか、友達同士とかでもやったら、楽しそうだなって思います」
この「フラワーバレンタイン」は、ホテル業界でも…。東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで提供されていたのは、客室の中に1本ずつ「感謝」「誠実」など、意味を込めた12本のバラの他、スイートピーなどを飾った、「フラワーバレンタインステイプラン」です。
セルリアンタワー東急ホテル 企画・宣伝 斎藤さやかさん
「スイートルームよりお手頃なお部屋タイプになりますので、カップルやご夫婦のお客さまに気軽にご利用いただけるようになっております」
また夜景が映える40階のレストランとバーでは、訪れたひとりひとりに、バラを1輪プレゼントしてくれます。
来週のバレンタインデー。大事な人への気持ちの伝え方は、今後もいろいろなカタチが増えそうです。