NTTドコモは、およそ596万件の個人情報を、業務委託先の元派遣社員が不正に外部に持ち出していたことがわかったと発表しました。

流出したのは、個人向けインターネット接続サービスの「ぷらら」と映像配信サービス「ひかりTV」などの顧客情報です。既に解約している人の情報も含まれます。

顧客情報には氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日などが含まれ、クレジットカードや金融機関口座などの情報は含まれないとしています。

NTTドコモは3月31日、ネットワークの監視によって個人情報が流出した可能性があることを確認したと発表していました。

その後内部調査を進め、警察に相談し捜査に協力するなかで、3月30日に元派遣社員が情報を流出させた事実を確認し、21日の発表に至ったということです。

今回の事案を受けNTTドコモは、業務用のパソコンを不必要なネットワークに接続できないよう管理体制を整えたとしています。

現時点では、流出した情報の不正利用は確認されておらず、情報が流出した顧客には順次メールか郵送で連絡するほか、問い合わせ窓口を設置するということです。

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