マイナンバーに、別人の情報がひもづけられるミスが相次いでいる問題を受け、個人情報保護委員会がデジタル庁に立ち入り検査を始めたことを発表しました。

マイナンバーをめぐっては別人の公金受取口座が誤ってひもづけられるなどのミスが相次ぎ、政府の第三者機関である個人情報保護委員会は、19日午後、会見を開き、デジタル庁に立ち入り検査を始めたことを明らかにしました。

検査を行う理由については「デジタル庁からの報告書のみでは十分に状況を把握することができず、精緻な調査・分析を実施する必要があるため」と説明しました。

委員会は、検査結果を踏まえ、是正勧告などの行政指導が必要か、判断することにしています。

立ち入り検査を受け、河野デジタル大臣は「個人情報保護委員会の求めに応じて適切に対応していく」とのコメントを発表しました。