マイナンバーに別人の情報が登録されるミスが相次いでいる問題を受け、個人情報保護委員会がデジタル庁に立ち入り検査を検討していることが分かりました。

マイナンバーをめぐっては、別人の公金受取口座が誤ってひも付けられるなどのミスが相次いでいます。

こうした中、政府の第三者機関である個人情報保護委員会が、情報漏洩のリスク管理や対策が不十分だったなどとして、デジタル庁に対し立ち入り検査を検討していることが分かりました。

個人情報保護委員会は5日の会合で、「デジタル庁は、リスク管理と対策ができていなかった」と指摘していました。

河野デジタル相
「デジタル庁としては、個人情報保護委員会の求めに応じて適切に対応してまいります」

個人情報保護委員会は、立ち入り検査の結果も踏まえ、デジタル庁への行政指導を検討するとしています。