物価の優等生「たまご」最高値を更新…卸売り1キロあたり305円 「一時的に枯渇しそうな状況」
物価の優等生、たまごですら値上がりが止まりません。31日、たまごの卸売価格が1キロあたり305円をつけ、過去最高値となりました。
JA全農たまごが31日午前9時に発表した、たまごMサイズの卸売価格は、東京で1キログラムあたり305円でした。これは統計が公表されている1993年以降で最も高かった去年12月20日の300円を上回り、最高値を更新しました。
例年、たまごの価格は需要が高まる12月に上がる傾向にあり、農水省は「1月に入れば価格が落ち着いてくる」との見方を示していました。
しかし、鳥インフルエンザの感染拡大で、各地で殺処分が行われた影響から、たまごの供給量が一時的に減少し、価格高騰の要因となっているということです。
JA全農たまごは「たまごが一時的に枯渇しそうな状況。今後、鳥インフルエンザが収まるのを期待したい」としています。