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「日銀短観」非製造業では持ち直しの動き 対個人サービス、宿泊・飲食サービスなど大きく改善

2022年7月1日 16:36

日銀が1日に発表した「日銀短観」で、大企業・製造業の景気判断は、資源高や円安などが影響し、2期連続の悪化となる一方、非製造業では持ち直しの動きが見られています。

企業の景況感などを調査する6月の「日銀短観」で、景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた指数は、「大企業・製造業」でプラス9ポイントと前回3月の調査を5ポイント下回り、2期連続の悪化となりました。

資源価格の高騰や円安により原材料コストが増加したほか、中国のロックダウンで部品調達などが遅れ、自動車や機械の生産に影響しました。

一方で、大企業の非製造業はプラス13ポイントで前回を4ポイント上回り、2期ぶりの改善となりました。新型コロナで受けていた影響から回復傾向が見られ、対個人サービスや宿泊・飲食サービスなどが大きく改善しています。

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