日経平均株価 約2か月ぶり2万6000円下回る
10日の東京株式市場で、日経平均株価がおよそ2か月ぶりに2万6000円を下回りました。
前の日のアメリカの株式市場が大幅安となったことを受け、東京市場はほぼ全面安の展開となっています。
10日朝の東京株式市場では、朝から幅広い銘柄に売り注文が入り、およそ2か月ぶりに日経平均株価は2万6000円を下回りました。
株価下落の要因は、アメリカのインフレと中国での新型コロナウイルス感染拡大です。
アメリカでは、インフレへの対応として金利を引き上げるなど、金融引き締め政策を行っています。このため、経済への影響が懸念され、リスクを回避する動きが広がり大幅に株価が下落しました。
また、中国でのコロナ感染拡大で、主要都市でロックダウンが続いていることで景気の先行きが不透明になっていることも、売り注文に拍車をかけています。
市場関係者は、世界経済の減速懸念から、しばらくは不安定な相場展開が続くと話しています。