マッスルスーツで力持ち!中小企業の技術展
日本は「ものづくり大国」とも言われますがそれを支えているのは中小企業。今回は中小企業の最新の技術が集まる展示会を取材しました。
■力持ちに変身!マッスルスーツ
男性が背負っているリュックのようなもの。実はこれ、この装置を背負うだけで、重いモノが持ち上げられるというマッスルスーツです。通常での作業と、どの程度違うのでしょうか。
重さ20キロの水が入ったポリタンクを用意して、まず、何も着けずに持ち上げてみると――
小菅キャスター「ちょっとしか持ち上がらない」「重い、腰が痛いです。無理で無理です」
マッスルスーツを着て持ち上げてみると――
小菅キャスター「あー!持ち上がりました。すごい!さっきは数センチしか持てなかったのに。なんだかしゃがんだ姿勢からまっすぐの姿勢に戻されるような感覚です。支えられてる感じですね」
その秘密は、中にゴムのチューブが入った人工的な筋肉にあります。現在は、介護施設や工場で使われているそう。価格は約50万円です。
■高齢者ドライバー問題“自転車”が変える?
三輪の電動アシスト自転車。これまでは、段差が来ると、車体全体が傾いてしまうという課題があったそうですが、それを解決できたといいます。実際に自転車の片側のタイヤだけ少し高い台に乗せると、タイヤが動きます。その結果、乗っている人は傾かず、安定していました。
「免許を返納された後の移動手段として、広く広がっていけば良いなと思っています」(豊田トライク総務 塚田さん)
日本のモノ作りを支える中小企業が持つ独自の技術。私たちの生活にも役立っています。