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輸入チーズ“過去最高水準”の高値 家庭に影響も…ある代替食品が“救世主”として注目集める

2022年11月25日 22:03
輸入チーズ“過去最高水準”の高値 家庭に影響も…ある代替食品が“救世主”として注目集める

輸入チーズの高騰が続き、“過去最高水準”の高値となっているといいます。国産チーズと輸入チーズが“ダブル”で値上げとなる中、ある代替食品が“救世主”として注目されていました。

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ピザ宅配チェーン「ナポリの窯」では、ヨーロッパなど世界中から仕入れたこだわりのチーズを使用しています。メニューには、生地の上に5種類のチーズをたっぷりと、ぜいたくにまぶしたピザもあります。香ばしく焼けたチーズが食欲をそそるピザ。ちなみに23日は、ながーく“伸びる”チーズのように、ピザの注文が大幅に“伸びた”ということです。

ナポリの窯・シニアマネージャー 尾形秀雄さん
「(サッカー)ワールドカップが始まって、(普段の土日祝日と比べ)1.5~2倍の売り上げになっている」

来月もクリスマスなどのビッグイベントがめじろ押しで、店にとっては大事な“かき入れ時”を迎える中――

ナポリの窯・シニアマネージャー 尾形秀雄さん
「食材全般に値上げしているんですが、特に(輸入)チーズが値上がりをしている」

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日本に流通するチーズの8割以上が輸入品ですが、その多くを占めるヨーロッパ産のチーズの価格が天候不順による生乳不足の影響で、5年前と比べて5割以上もアップしているといいます。(※出典:ZMB、欧州委員会)

農林水産省によると、世界のほかの産地でも輸入価格が上がっていて、“過去最高水準”の高値になっているというのです。

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その影響は、すでに私たちの食卓にも及んでいました。東京・調布市にあるスーパー「クイーンズ伊勢丹 仙川店」では、円安などの影響で仕入価格が上がり、すべての「輸入チーズ」の値上げに踏み切りました。

輸入チーズを週1~2回購入する人は「同じお値段でも(量が)少なくなったと感じます。(食べる回数を)ちょっと減らすかもしれないです」と話します。

さらに、9月以降、国内の大手メーカーが軒並み家庭用チーズを値上げしたばかりなのです。

クイーンズ伊勢丹仙川店・一般食品担当 磯田真子さん
「国産チーズも輸入(チーズ)と一緒で、徐々に値上がりしているんですけど」

街の人
「高いなと思ったりもするので、安いところで買ったりとか、業務用で多めに買ったりとかして」

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家計を圧迫する、国産チーズと輸入チーズの“ダブル値上げ”。“救世主”として再注目されているのが、見た目はチーズなのにチーズではない、植物性油脂を使った「チーズ代替食品」です。

マリンフード取締役研究部長 川村敏美さん
「チーズ代替品ですね。乳脂肪の部分、これを植物油脂に置き換えて、弊社の技術でつくった代替食品になります」

2007年にチーズの価格が高騰したため開発しましたが、健康志向の高まりもあり、ロングセラー商品となっています。

また先月には、植物性と動物性の油脂を“ブレンド”したベビーチーズを販売しました。植物性の油脂を使いながらも、しっかりコクを感じられる味になっているといいます。

輸入チーズ、国産チーズがダブルで値上げとなる中、「チーズ代替品」の売り上げは、昨年同時期に比べ約1.5倍に伸びていて、安定的に供給できる“植物性”の強みを改めて感じているということです。

マリンフード取締役研究部長 川村敏美さん
「(植物性油脂を使うことで)安定した価格でご提供できるというのも、チーズにはないメリットではないかと思います」