通信4社に「5G」電波を割り当て 総務省
総務省は10日、通信4社に対し、次世代通信システム「5G」の電波の割り当てを行った。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4社は「5G」に必要な電波の割り当てを申請していたが、10日、総務省は4社全社に割り当てることを認めた。
「5G」とは現在使われている4Gに比べて100倍の通信速度を持つ最新の技術。2時間程度の映画であれば、わずか3秒でダウンロードすることができ、4Kや8Kと呼ばれるデータ量が多い高画質な動画もインターネットでスムーズに見ることができる。
また、今後、自動車や家電など、あらゆる機器がインターネットにつながり、通信量が爆発的に増える事態にも対応できるという。このほか、5Gを使うと遠く離れた場所にあるロボットをインターネット経由で時間差なく操作することができるため、手術用ロボットを使った遠隔医療に応用できるなど、様々な新規ビジネスを生み出すことが期待されている。
各社は2020年春以降、5Gのサービス提供を始める予定。