総務省・西村委員長「報告受けていない」
厚生労働省の統計不正問題をめぐり、総務省統計委員会の西村委員長は去年12月に不正の報告を受け、経緯を調べるよう指示したものの、その後、厚労省から詳しい連絡がなかったことを明らかにした。
国民民主党・奥野総一郎議員「(去年12月21日に)そのまま修正されずに毎月勤労統計が公表されているわけですけども、統計を所管する総務省、そして統計委員長として止めるべきだったんじゃないですか」
総務省統計委員会・西村清彦委員長「その時点で(12月13日)私は直ちに経緯をきちんと調べるようにという形の指示を出しました。そのとき以降、私は報告を受けていません」
また奥野議員は、厚労省から全ての事業所ではなく、一部を抽出調査していた不正の報告を受けた際に、なぜ直ちに公表しなかったのかと追及した。
これに対し西村委員長は一部の調査でもデータが補正がされていれば推計は可能だと指摘した上で、「厚労省の判断を待とうとした」と述べた。