一時500円以上下落…欧米金融機関の信用不安広がる「当面、不安定な相場展開が続くのでは」
欧米の金融機関への信用不安が広がり東京株式市場で日経平均株価が一時、500円以上下落しました。
16日朝の東京株式市場は前の日の欧米の株安をうけ、取引開始直後から全面安の展開となり日経平均株価は一時、500円以上、下落しました。
アメリカの銀行の相次ぐ経営破綻に続き、スイスの金融グループ「クレディ・スイス」の経営悪化への懸念が広がったためです。
その後、クレディ・スイスがスイスの中央銀行から資金調達を行うと伝わったことで、日経平均株価の下げ幅は縮小しました。
ある市場関係者は、欧米の金融機関への信用不安で「当面、不安定な相場展開が続くのでは」とみていて、市場では新たな金融機関の信用不安などに警戒感が広がっています。