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動く!立体的!これが「最先端ホログラム」

2019年4月29日 15:14
動く!立体的!これが「最先端ホログラム」

カードを傾けると地球が出現、薄い台紙の中に見えるのは奥行きがあるように感じる昆虫模型――これは3Dのホログラム、新札にも使われる予定の注目の技術です。

ホログラムは、立体画像を作り出す印刷技術。最新技術を詰め込んだカードでは――傾けると折り鶴が現れました。LEDの光を当てると、花びらの色が変わり、光の向きを変えると、風車が動きます。

1972年からホログラムを開発している大日本印刷。最初のホログラムは雑誌のおまけでした。その後は、本の表紙やシールなど、娯楽用に使われてきました。最新のホログラムは特殊な材料と機械が必要。そのため、紙幣やカードなどの偽造防止に役立っています。

社員証にも偽造防止のホログラム。光の当て方でロゴが変化する高度な技術です。検品用のシールは、従来のホログラムですが、技術が進化し、180度回転させるとデザインが変わるものもあります。

ある16枚のシールは、携帯のライトを当てると、なんと「OK」の文字がシール全体の上に浮かび上がります。また、光を当てると、桜の模様が出現するものも。用途が広がるホログラムですが、今後は運転免許証などへの展開も見込まれます。

大日本印刷・山内豪さん「セキュリティーが本来必要とされるものに、入っていないものが日本の中だと多いので、そういったものに、この先使われるようになると考えています」


【the SOCIAL futureより】