三菱自動車 指名委員会等設置会社に移行へ
三菱自動車が、前会長のゴーン被告の逮捕を受け、ガバナンス強化のため指名委員会等設置会社に移行すると発表した。
三菱自動車は9日、昨年度の決算が増収増益になったと発表した。
決算会見の中で益子CEOは、ゴーン前会長の逮捕を受け、社内のガバナンス体制を見直すとして、経営の執行と監督を明確に分離する指名委員会等設置会社への移行を発表した。
指名委員会等設置会社は、社外取締役が過半数をしめる3つの委員会で経営や報酬などを監視し、ガバナンスの強化に有効だとされていて、日産も、3月にガバナンス改善のための第三者委員会から移行を求められた。
三菱自動車・益子修CEO「移行したからといってガバナンスが完全になるわけではありません。信頼される企業市民として持続的な発展を目指していきたい」
三菱自動車は、来月開催する株主総会で株主からの承認を得次第、移行をする予定。