仏ルノー、日産に経営統合を要求
日産に対してフランスのルノーが今月、経営統合の提案をしていたことがわかった。ゴーン被告の事件を受け経営の立て直しを急ぐ日産に不安定な要因となりそうだ。
日産とルノーは、ゴーン被告の逮捕後、グループの安定を図るため統合の話を避け、提携関係の強化をアピールしてきた。
しかし、ここに来てルノーが今月、再び、日産に対して経営統合を要求していたことが明らかになった。
関係者によると、ルノーは日産と統合し、技術や生産などの面でルノーに利益をもたらすよう優位に改革を進めたいものとみられる。
一方、日産は、経営の独立性を保つためにも統合に反対していて、今後の関係が不安定となる可能性もある。