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2期連続プラス成長 1~3月期実質GDP

2019年5月20日 10:23
2期連続プラス成長 1~3月期実質GDP

ことし1月から3月の実質GDP(=国内総生産)の成長率は、年率でプラス2.1パーセントと、2期連続のプラス成長となった。

ことし1月から3月のGDP成長率は、物価の変動を除いた「実質」で前の3か月と比べて0.5パーセントのプラスだった。年率に換算するとプラス2.1パーセントで、2期連続のプラス成長となった。

好調な住宅建設や公共事業などを受けて、全体としてはプラスになったが、アメリカと中国の貿易摩擦の影響で輸出が伸び悩み、中国経済の減速などを背景に設備投資も小幅なマイナスとなった。また、暖冬の影響で冬物の衣料品など個人消費がマイナスとなった。

専門家は「数字はプラスだったが、経済の実態は強くない。内需が弱まっていて、前向きに評価できる内容ではない。在庫が多く残り、個人消費もマイナスだった。設備投資も小幅なマイナスだったが、今後、さらに下がる可能性があり、回復の動きは足踏み状態と言えるだろう」と話している。